AI-powered Collective Intelligence
我々は,人々とコンピュータやAIエージェントが互いに合意し協力する集団的知性(AI-powered Collective Intelligence)に興味を持っています.人間の集団的知性は個人の知性を凌ぐことが最近の研究でわかっています.ネットワークで高度に接続されたコンピュータやAIが人間の集団に加わることで,大規模かつ効率的により高度な知性を発揮できる可能性があります.近年の大規模言語モデルに代表されるAI技術の発展は目覚ましいものがあり,飛躍的に高精度なAIエージェントが実現できています.これらのAIエージェントや人々が互いに合意し協力することで,これまでにはない集団的知性が発揮され、全く新しい社会システムの実現を目指しています.
マルチエージェントAIは,新しい社会システムを実現し人間の集合的知性を知能情報技術によって促進するための方法論や概念を提供します.合意情報学分野では,主に社会の知性の本質を探りながら,新しい社会システムの可能性を探求し,社会実装します.本分野では,AIやマルチエージェントAIを中心に,合意形成支援,計算論的メカニズムデザイン,自動交渉エージェント,大規模言語モデル,分散強化学習,サービスコンピューティング,IoT,議論理論,社会シミュレーション等について研究を行っています.そして,高い理想を目指す理論研究と厳しい現実を直視する事業・ビジネス化の両方を追及します.
メンバー
伊藤孝行研究室では『人間性』『創造性』『知性』『体力』『国際性』を教員と学生が一丸となって磨いています。
教員・スタッフ
伊藤孝行教授
Rafik Hadfi特定准教授
蟻坂竜太講師
丁世堯助教
Sofia Sahab特定助教
Zehua SI特定助教
Jawad Haqbeen研究員
池辺理香支援職員
学生
DONG YihanD4
Tianyou GAOD2
百井花D2
张瀚文 / ZHANG GUO-QINGD1
WU QILONGD1
木村 優D
Jiang chengyuM2
Hoi Fu ChouM2 (Oct 2024)
黒田爽冴M2
設楽朗人M2
中塚健太M2
福村和真M2
村重寿弥M2
渡邊聡磨M2
Han LingxiaoM2
松井玲M2
小河恵太朗M2
三好和樹M2
RoshiaM2
安井健人M1 (Oct 2025)
岳恩赐M1 (Oct 2025)
今井健二M1
須佐見 尚玖M1
高田温生M1
遠山麟太郎M1
堀之内 駿輝M1
Claudio GONZALEZM1
Vitor Rodgigues COSTAM1
CHEN KAIYANGM1
Lu BohanM1
河原広志郎M1
松島丈翔M1
岡田美優B4
金森 斡斗B4
宮本倖多B4
山下将来B4
川瀬空輝B4
藤田智稀B4
内田崇雅B4
協力していただいている方々
- 松尾徳朗 藤田医科大学 教授
- 白松俊 名古屋工業大学 教授
- 大沼進 北海道大学 教授
- 奥原俊 三重大学 講師
- 大塚孝信 名古屋工業大学 准教授
- Gu Wen 名古屋工業大学 准教授
- 林冬恵 岡山大学 准教授(前研究室メンバー:特定准教授)
主な研究内容
Agent-based Crowd Decision Support
群衆の意思決定支援をエージェント技術によって支援します。これまで、CollagreeやD-agreeというシステムを研究開発し、実世界で使われています。これを発展させ、現状のCRESTプロジェクトでは、新しい形の民主主義プラットフォームを研究しています。
Automated Negotiating Agents
自動的に交渉を行うエージェントに関する研究です。交渉とは何かという根本的課題に基づいた交渉理論の探究や交渉モデルの設計、モデルに基づく自動交渉エージェントの実装を行います。
Computational Mechanism Design
真実申告が最良となるメカニズムの理論設計を行います。ゲーム理論やミクロ経済学を用いて社会制度(メカニズム)を設計しますが、特に、情報学の観点から新しいメカニズムを設計したり、古典的な理論の課題を明確にし解決します。
Industrial Application with AI technologies
産業連携活動を広く行なっており、産業における課題を高度的に解決するソフトウェアを研究開発します。最近は特に深層学習を用いた取り組みを行っています。
Argumentation Theory
エージェント間の論理的な議論に関する数理理論的研究です。既存の議論の論理にとどまらず、議論の影響による受理可能性などを含め、実際の議論への応用を考え研究を進めています。
Multiagent Simulation
大規模な社会システムのシミュレーションをマルチエージェントによって実現します。ミクロレベルの活動モデルの集合による大規模シミュレーションを実現します。社会システムと物理システムの連携を多段レイヤー構造にすることで、さらに統一的な総合シミュレーションも目指しています。
Multiagent DRL for Coorperation
複数の主体が本質的に優位性を発揮できるのは適切な協調が実現でき、3人よれば文殊の知恵のような協調できる場合です。そのような協調の創発を研究するために、現在、マルチエージェント深層強化学習に取り組んでいます。
Decision Making, Group Decision Making and Consensus
人間の意思決定、集団の意思決定、合意形成についての研究とその支援の方法についての研究開発を行います。特にソーシャルネットワークや群衆(Crowd)に注目しますが、個々の人の好みや意見をどうのように推定・抽出するかという課題にもチャレンジします。
Check Out The Video
自動ファシリテーションエージェントに基づく大規模議論支援システムD-Agreeのプロモーションビデオです。価値ある意見を抽出し、議論を構造化し、合意形成を支援します。
研究室紹介ビデオです。
連絡先 / Contact
連絡は以下までお願いいたします。
〒606-8501 京都市左京区吉田本町京都大学大学院 情報学研究科
社会情報学専攻 社会情報ネットワーク講座 合意情報学分野
TEL: 075-753-4820(秘書)
E-mail: contact {at} agent.soc.i.kyoto-u.ac.jp